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本部・支部・事務局

 

 

本部・支部・事務局
◇役員名簿
◇各支部練習日及び連絡事項
◇段位免状・本部看板(画像)

彌伽宜神社・日本戸山流居合道正統会掲示板
◇正統会会員専用掲示板(ID・パスワード必須)
 
会 長 田中國雄 ご挨拶
◇森を護る祭祀蒸嘗
自らを律する
身近な者を見直そう 16-9-10
ゆとりある姿、災い転じて福と為す 17-1-1
今改革、改革に思う 17-10-20
初春に穏やかな発展を祈る 19-1-1
年頭ご挨拶 不易に学ぶ 21-1-1
年頭ご挨拶 22-1-1
 

 
彌伽宜神霊剣
 
彌伽宜神霊剣(解説
 


 

居合道正統会教務係
 
◇正統会基礎居合詳解説(正統会教養)
◇正統会本居合詳解説(正統会教養)

 
故:辻  政雄先生
 
迎春 17-1-1
支部便り 19-1-1
 






 

副会長 木戸正彦






 

◇井伊家の家老で居合の達人   長野 無楽斉
◇神より刀法を伝授された 居合の始祖
早春の昼夢
謹賀新年 17-1-1

謹賀新年 19-1-1
平成20年 年頭ご挨拶 20-1-1
新年のご挨拶  21-1-1
新年を迎えて 22-1-1
 




 
理事長 前田 康博



 
宝塚居合道協会発足20周年を迎えて 17-1-1
「歴史探訪研究会総会」で演武!
豆知識 19-1-1
範士・九段「辻 政雄先生」を偲んで 21-1-1
新年のご挨拶 22-1-1
私のこれまでの生き方 22-1-1
 
舞鶴支部長 大槻 久 居合「刀」と私  20-1-1
豊中支部 藤原愛子
◇海外研修で居合を演武16-9-10
 
宝塚支部  岡田清高
◇鞘鯉口部の補修方法
居合道に学ぶ 17-1-1
 
  宝塚支部 花城可優
 
支部便り 20-1-1
 
  宝塚支部 関   利満

 

雑感 21-1-1


 


 

舞鶴支部  高橋信之
 

◇刀の部位の名称(画像)   
私の居合道と彌伽宜神社 19-1-1
 
居合披露 ◇居合披露(画像)


 
部内用資料
 
剣 豪 ◇剣 豪(画像)


リンクソース

日本戸山流居合道正統会リンクソース

 


本部・事務局・支部

本   部 〒625-0062 京都府舞鶴市森872 彌伽宜神社々務所内 宮司:田中  國雄
      電話:0773-62-5462


 

Email
mikage_kt@zeus.eonet.ne.jp
n@takaden.info
 

事 務 局 〒665-0003 兵庫県宝塚市湯本町9-18-1705 前田 康博(教士七段)
      電話:0797-85-2252

支   部 舞鶴支部長(京都府)             大槻   久(教士七段)
宝塚支部長(兵庫県)             高橋 素直(教士八段)
豊中・全日空支部長(大阪府)         木戸 正彦(範士八段)

役 員 名 簿

顧問/相談役

相談役

高橋  省之(名誉五段:彌伽宜神社森宮衆講長老:大森神社奉賛会々長
役員/理事
会   長 田中  國雄(彌伽宜神社宮司・三段:舞鶴支部)
副 会 長 木戸  正彦(範士八段:豊中・全日空支部長)
理 事 長 前田  康博(教士七段:宝塚支部)
理  事 高橋  素直(教士八段:宝塚支部長・教育指導委員)
理  事 高橋  信之(広報部長・三段:舞鶴支部)
理  事 大槻    久(教士七段:舞鶴支部長・教育指導委員)
理  事 花城  可優(教士七段:宝塚支部・教育指導委員)

理  事

  岡田  清高(錬士六段:宝塚支部)

監  査

前田耕一郎(前宝塚市議会議員) 

事務局担当

岡本  圭一(事務/経理・三段:宝塚支部)           ※黒太字は3役を示す

 

舞鶴支部 

会場 :

彌伽宜神社(大森神社)社務所 大広間

 

 

指導 :

舞鶴支部長:大槻  久(教士七段:教育指導委員)

 

通知 :

■稽古は各日共午後1時30分から致します。

基本としては各月第1・第3日曜日としますが、大いに変更もありますので舞鶴支部までお問い合わせ下さるか、本部社務所入り口のボードをご覧下さい。

◇  1月度の稽古は24日(日)とします。
◇  2月度の稽古は13日(土)、21日(日)、27日(土)とします。
◇  3月度の稽古は  7日(日)、21日(日)、27日(土)とします。
◇  4月度の稽古は10日(土)、18日(日)、24日(土)とします。
◇  5月度の稽古は  8日(土)、16日(日)とします。
◇  6月度の稽古は日()、日()、日()とします。
◇  7月度の稽古は日()、日()、日()とします。
◇  8月度の稽古は日()、日()、日()とします。
     (22年度の会費をお願いします。)

※10月  日は彌伽宜神社秋祭り昇段試験と兼ねています。
※見学も歓迎します、奮ってご参集ください。

※入会希望者は追って練習日などをご連絡申し上げます。


【平成21年度10月昇段試験合格者】

◇菊地 雄二:三段   ◇成田 純司:三段


 
この動画はStickamからのものです。
新基礎居合・新本居合の動画は現在作成中です。
 

宝塚支部

日時 :


毎週 :水曜日 午後7時から9時まで
 

 

会場 :

宝塚市武道場 

指導 :

支部長 :高橋  素直(教士八段:教育指導委員)

 

 

 

 

 


【平成21年度10月昇段試験合格者】

称号特別審査会
錬士:岡田 清高   錬士:藤原 直子

◇岡田 清高:六段   ◇椿野   宮:四段
◇関   利満:四段   ◇佐野   淳:三段
◇岡本 圭一:三段   ◇藤原    香:二段
◇藤原     陸:二級


■宝塚市居合道協会
会   長 前田 康博
理 事 長 前田 耕一郎
事務局長 高橋 素直
理    事 花城 可優
 

豊中支部

日時 :

毎週 :火曜日 午後7時から9時まで

全日空支部

会場 :

全日空S1ビル7階武道場

 

指導 :  

支部長 :木戸 正彦(範士:八段)

【平成20年度10月昇段試験合格者】

◇藤原 愛子:四段
 

連 絡 事 項
 


日本戸山流居合道正統会段位免状専用額

この度、ある方のご協力の基、専用額を作成して頂きました。
ご希望の方が有りますれば実費(4,000円:送別)で作成して頂きます。


終了

平成21年度日本戸山流居合道正統会錬成大会のお知らせ

日 時:平成21年6月28日(日)12時〜14時
        
場 所:
宝塚市立スポーツセンター  武道館二階 剣道場 北面

主  催 : 日本戸山流居合道正統会

共  催 : 宝塚市居合道協会 

 【次第】

司会:
前田康博 (理事長)

開会宣言 : 木戸正彦 (副会長)大会委員長

開会挨拶 : 田中國雄 (会長:彌伽宜神社宮司)

来賓挨拶 : 森脇やすと先生 (宝塚市居合道協会相談役)

 【演武】

基礎居合
宝塚支部 (指導:高橋素直/教士 八段)

神刀流居合:神刀流 神刀館 茨城支部 代表 越智
勝流 先生

本 居 合:宝塚支部 (指導:花城
可優/教士 七段)

神刀流剣舞:「逸題」 橋本佐内 作
        神刀流 神刀館 茨城支部 代表 越智
勝流 先生

閉会宣言:前田康博 (
宝塚市居合道協会々長)

 【出場剣士・選手】

《招待演武》:神刀流 神刀館 茨城支部 代表 越智勝流 先生

舞鶴支部:大槻久、田中國雄、高橋信之、菊地雄二、成田純司

豊中支部:木戸正彦、木戸建策、野瀬有紀、野瀬壮平、藤原愛子、
       藤岡昌司、木戸祐子

宝塚支部: 高橋素直、前田康博、花城可優、岡田清高、椿野宮、関利満
        多賀重夫、佐野淳、杉本和彦、岡本圭一、清水昭嗣、藤原香
        藤原陸、南久美子


 

 神刀流居合:越智先生 
平成21年度錬成大会演武を力強く披露される神刀流神刀館茨城支部越智先生


平成21年度日本戸山流居合道正統会錬成大会参加の皆さん

平成17年度日本戸山流居合道正統会理事会懇親会状況

 

◆正統会次期会報の原稿募集!
前田理事長様までお届け下さい。

【下段の画像は昇段試験風景】

これまで「八方抜き」と呼んでいた技は「基礎居合」に名称を変更する。

宝塚支部だけ行っていた「制定居合」は廃止し、新たに「彌伽宜神霊剣」を練習の技に加える。

「本居合」は此まで通りとする。

慎重に頑張って!


昇段試験様子(平成17年10月)

終了
平成21年三安神社(彌伽宜神社)秋祭り


彌伽宜神霊剣・戸山流正統会居合奉納演武

主催:日本戸山流居合道正統会


後援:三安神社秋祭りの会


日時:平成21年10月25日(日)12時〜三安神社神事終了後

場所:彌伽宜神社拝殿前付近にて  

集合:森公会堂(彌伽宜神社境内)大広間

演武:高橋 素直(教士八段:教育指導委員)・日本戸山流居合道正統会々員

日本戸山流居合道正統会昇段位試験

場所:森公会堂(彌伽宜神社境内)

日時:平成21年10月25日(日)1時頃〜奉納演武終了後

申込:日本戸山流居合道正統会各支部々長まで

詳細は別途各支部長より案内があります。

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平成20年度昇段試験受講のみなさま合格の報に際し誠に
おめでとうございます。

今後も、益々の技術の錬磨もさることながら後輩各位の
ご指導にもよろしくお願いします。

-------------------------------------------------------------------------
終了
  平 成 22 年 度 定 例 理 事 会  


   日時:平成22年5月30日(日)11時30分〜
     場所:宝塚市 宝塚ワシントンホテル

 【議題】

  1.平成21年度事業報告・会計報告
  2.技の件
  3.他団体との交流の件
  4.その他情報交換

  
  
理事各位にはご出席賜りますようお願い致します。

-------------------------------------------------------------------------

  他流派との交流会及び演武      終了
    

他流派名: 全日本戸山流居合道協会橋本道場

 談山神社 境内にて

 
平成22年5月3日、奈良県桜井にて、全日本戸山流居合道協会主催の談山神社奉納居合大会に木戸副会長、前田理事長、宝塚支部、岡田剣士が出席しそれぞれ演武を披露しました。

 由緒ある神社(上記リンク)で、また連休中ということもあり参拝者も多く、他流派の皆様との交流もあり大変有意義な参加でした。山桜が満開でした。

 なお、理事会にてご案内させていただきますが、秋に全国大会が予定されており参加希望があれば考慮したいと良い反応でした。会場は武道家の憧れの武徳殿です。

以上他流派との交流会は成功裏に終了致しました。

【全国大会概略】

9月19日(日) 総合武道連盟武道祭 京都武徳殿

以上ご報告まで   前田理事長
       
-------------------------------------------------------------------------
終了
  技 術 講 習 大 会 

日 時 : 平成22522日(土)12時から

場 所 : 宝塚市武道館

講 師 : 木戸正彦副会長様 他

 ☆全員参加下さい 。

予定【参加者】
  
 本部役員:木戸副会長 前田理事長 
 宝塚支部:
 舞鶴支部:菊地雄二 成田純司 松本芳弘
 豊中支部:

参加者はお知らせ下さい。  

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2010年7月14日彌伽宜神社奉納吟題が決まりました。

   吟題            作者        剣武者
1.日本刀を詠ず   徳川光圀   堀内周子
2.乃木将軍を挽す 杉浦重武   上岡富子
3.四十七士      大塩平八郎  中川敬子
4.天意を知る     西郷南洲    越智勝流

吟者  越智龍麗

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  【 臨 時 理 事 会 】 

宝塚支部長に高橋 素直様(教士八段:教育指導委員)が選任されました。

 


前田理事長が「歴史探訪研究会総会」で演武!

平成15年12月13日(土)東京青山学院会館で行われた、歴史探訪研究会総会(会員約50名)に当会本部・前田事務局長(教士七段)が参加し、正統会居合を披露しました。

同研究会は日本の歴史を学ぶ会で、刀の勉強も含め都内の由緒ある地を歩いて歴史を勉強するなどの活動を行っていますが、縁あって居合の演武を依頼されたものです。

当日は大学教授が新撰組の講義をされた後、前田事務局長が戸山流基礎居合、本居合を披露し解説を加え気合いと迫力で参加者を魅了しました。

問い合せ先  前田  康博(電話:0797-85-2252)まで。

 


 

段位免状

新調された本部看板


剣  豪

無刀流山岡鉄舟二代目
右ー香川 善次郎
左ー小南    易二
無双直伝流
中山 博道

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会 長 ご 挨 拶

 

∞∞∞∞ 年頭ご挨拶 二十二年正月∞∞∞∞
 

 初春のお喜びを申し上げます。
 会員剣士の皆様、今年も宜しくお願い致します。

 

∞∞∞∞ 年頭ご挨拶  不易に学ぶ 平成二十一年一月吉日∞∞∞∞
 

 いよいよ平成二十一年の幕開けです。
 世相は騒然、100年に一度の危機的状況とかで重苦しい感じですが、日本戸山流居合道正統会会員皆様には、どのように新しい歳を迎えられましたでしょうか。

 昨年、我々は無念にも、辻政雄先生・九段師範を失いました。
 先生のお姿を偲ぶにつけ、正統会への、常に変わらなぬ熱い思いを抱かれる、あの誠実で凛としたお姿が目に浮かびます。

 そんな哀しいことがあった反面、その悲しみを乗り越えるような画期的な取り組みが、当会教士先生方によってなされました。

 それは、教本を読み解き、技の原点を求めた試みです。
 何を拠り所として技の鍛錬に励むか、当会将来の礎となる重要な試みであったといえます。
 世の流行にややもすれば流されやすいところ、教士先生方全員、正統会の名の基となっている教本を改めて研究し直されました。

 原点教本の示すところは、間違いなく合理的です。
 合理的な作法は美しさを伴います。これは茶道のお手前などにも共通しています。
 
 世の中には易、不易があり、如何なる状況においても変わらない、又変わってはならない事柄があります。
 こんな不確定な年こそ、不易に思いを至らせたいと思います。
 周囲に惑わされることなく、自己研鑽に励み、仲間同士親睦を深め、当会をより一層楽しく、又会員各位が誇れる会にして行きたいと願っています。


 

初春に穏やかな発展を祈る <19-01-01号>
 

日本戸山流居合道正統会の皆様に初春のお慶びを申し上げます。
昨年十月二十二日の三安神社秋祭り の折は、会員多くのご参加を頂き、彌伽宜神霊剣奉納、参集会員全員の奉納演武、本部昇段試験、懇親会と盛大に、また、楽しく催す事が出来ました事、大変嬉しく、厚く御礼申し上げます。

本会は年毎に落ち着きさが増し、運営にも無理が無くなって来ていると感じています。
無理がない、会の運営だけではなく、個人の稽古にも言える事ですが、実はこれこそが大切な成果なのです。

さて、今年は干支で言えば亥、猪突猛進を感じる年ですが、生き方からすれば、むしろ反対にゆっくりと進みたいものです。
がむしゃらに進んで今の繁栄をもたらした団塊の世代が今年は定年です。
ご苦労様でしたと言いたいところですが、もしかすると繁栄の裏に、人を尊ぶ心を何処かに置き忘れてきてはいないか気になります。
と言うのも、毎日のように、普通では考えられないような事件が起きているように思います。

何かがおかしい、急ぎすぎた無理の代償でしょうか。
武道の稽古は繰り返し、繰り返し年月をかけて身につける。
身に付けばその行動には無理がない。
稽古はもっとも合理的な手順を学ぶわけですから、身につけた行動は無駄が無く、又美しい。

技の習得も然る事ながら、心を鍛えるにはさらなる年月が必要だと思います。
育つまで無理をせず、自分に出来る範囲で、繰り返し継続する事が大切です。
無理すると続かない、楽しくないと続かない。
人間は勝手なものです。

本会で学ぶ居合の稽古は、年齢を問わず、いつからでも始められ、生涯続けていける内容だと思います。
奥は深いが、無理はない。
広く参加を促し、楽しく仲良く、今年も稽古に励みましょう。
会員の皆様、平成十九年、今年も諸行事への参加を宜しくお願い致します。


今改革、改革に思う<17年秋涼9号>
 

彌伽宜神社の例大祭は七月十四日祭り日和の好天に恵まれ、華麗、厳粛の内に盛大に執り行われました。
山田師範の彌伽宜神社神霊剣奉納は木戸理事長、大槻理事の参加を頂き、氏子宮衆の太鼓奉納と並び、祭礼典儀の中に正式に組み込まれた正統会の存在を一層高めました。

さて、夏祭り、海水浴、お盆も過ぎ夏から秋へと順調に循環しそうに思われましたが、人間誰一人として明日は見えないのです。

今や国中、改革、改革の大合唱。
昔から夏は夏気、秋は金気で、木ー火ー土ー金ー水の五行の自然な循環にはこの期障害があります。
つまり夏と秋の間に士気を入れる必要が生じます。

民衆は二百十日も無事に過ぎますようにと祈り、知らず知らず土用のウナギを食べたりして士気を持ち込もうとしてきました。

そんな折り、お祈りにもかかわらず今年は、台風、地震に加え、選挙で改革を唱え刺客まで出て真剣で闘う。
何処の居合の流派かな。

冗談はさておき、今年こそは本物の土気が必要です。
土の本質は将に人なのです。
今誰もが閉塞感を感じているからこそ、主義主張に関わらず改革の必要性を唱える。
人は自らを改革したいと願っていますが、其れがいかに難しいかも知っています。

常に烈しく自らと挑戦したつもりでも実際にはごく少ししか変えられない、改革なんて生やさしいものではない。
改革の敵は自らの弱い心の有様にある。

リーダーは、改革に挑戦する人に常に勇気を与え続けなければ世の中は変えられない。

 

ゆとりある姿、災い転じて福と為す

初春のお喜びを申し上げます。
日本戸山流居合道正統会会員の皆様には、昨年の災害多き年を転じて明るい年をと、酉に念じて新春を迎えられた事と思います。

酉は金気ですから、今年は酉にあやかり、きっと豊かな年になるでしょう。
日本人にはプラス指向で、過去を上手に新ためる風習があります。
正月や節分はそんな時でしょうか。

さて、正統会も今年はいろいろの葛藤を乗り越えて新ため、羽ばたきましょう。
本部が神社である事、神社に集まる人は皆明るく素直である。
それを忘れない、此が正統会の強みです。

勝海舟の父、勝小吉はこんな事を言っています。
「気は長く、心は広く、欲薄く、勤めは堅く」
広い心を持ち気長にゆとりを持って、真面目に仕事をして贅沢をしない。

福の神は「楽しくなるのに元手はいらぬ」と教えます。
真面目に働いて周りの人と上手に付き合っていけば、金が無くても楽しくなる。
武士の魂である刀を抜き、神前に参るような清々しい、気持ちにさせてくれる居合道、それを縁に集う我が正統会は、間違いなく素晴らしい人間関係を築いていけます。

我が新春の願いは会員皆の思いであるはずです。
今年は各支部の毎月の稽古、7月14・15日例大祭時の彌伽宜神霊剣奉納、10月の本部昇段試験、奉納演武、又宝塚での理事会など、それぞれの行事をより充実したものとし、正統会の拡大を期します。

2005年元旦

 

 

◇◇◇◇◇ 身 近 な 者 を 見 直 そ う ◇◇◇◇◇
 

この夏は記録的な猛暑が続き、一雨欲しいと思ったら、大雨となる、激しい気性の気候です。
正統会の皆様にはご機嫌いかがですか?
早一ヶ月も過ぎましたが、夏の例大祭では、山田十段師範、木戸理事長、大槻舞鶴支部員による彌伽宜神霊剣が大祭式の中で、奉納されました。

奉納も早三度目となりますが、年ごとに神霊剣奉納が祭典に定着し、徐々に重きを成してきました。
今や彌伽宜神社の例大祭には日本戸山流居合道正統会師範による神霊剣の奉納は欠かせない、大切な位置付けになりました。

大祭での奉納は、時代とともに淘汰されていくもので、真価がなければ残りません。
従って正統会の繁栄を象徴する重要な行事でもあります。
末永く守り通したく思います。

因みに当日宮衆により奉納される猩々の一節を謡う太鼓ですが、過日古い締め太鼓を解体したところ胴の内側に「宝永五年奉納」と書かれていました。
何と三百年も前です。

ところで、正統会も満三歳になり、組織に軋みが来る頃です。
正統会は本部を神社に於いて立ち上がった組織ですから、組織運営、人間関係には神社、すなわち日本人が持つ良さを理解し、活かす事が大切だと思います。
人間関係では、人は生まれながら善性であると信じ、身近な人を見直したい。
宮は屋根の下に縁有って多くの人が集まっている状態です。
多くの人が集まるには、善性を信じ身近な人こそ大切に思う事です。

又、神社の御霊代は鏡です。鏡はかんがみるとも言い、神社の前で祈るのは、鏡に映る自分の中の神性に手を合わせる事です。
すなわち、自らが生まれながらに持つ神性を信じ、高める事に他ならないのです。
日本の武士道はここから生まれたのです。

さらに、天御影、別名天目一箇<あめのまひとつ>の御名は金工鍛冶の御祖、日本刀をも生む烈しい一途な精神を顕しています。
日本戸山流正統会に学ぶ会員全員の心の拠り所なのです。

 

☆☆☆☆☆  森を護る   祭蒸嘗 ☆☆☆☆☆

この夏は雨の少ない猛暑が続きましたが正統会の皆様にはいかがお過ごしでしたか?早い物で彌伽宜神社の夏の例大祭(七月十四日、十五日)から一ヶ月も過ぎ、お盆も終わってしまいました。夏の例大祭では、山田十段範士による彌伽宜神霊剣が大祭式の中で奉納され参列宮衆、奉賛会皆様から絶賛を浴びました。未だその感激から余韻が冷めません。

今回はその例祭について少しお話しをしたいと思います。

彌伽宜神社の夏祭りは、大森祭りと知られ京都府下では最も賑わいを見せる昔ながらの鎮守の森のお祭りです。今年で49代目となった大名行列と、百軒近くの参道沿いの夜店は有名です。

しかし当日大名行列も夜店も出ていない午前十時半から行われる例大祭式についてはあまり知られていません。この神事は氏子地区(森地区と行永地区)の宮衆が幟を立て、裃、羽織袴の正装で、365歩の長い参道を行列し参殿します。

特に拝殿で各宮衆の代表が昔ながらの太鼓の奉納を行います。この太鼓は謡曲、猩々(しょうじょう)の一節を謡いながらたたくもので、五月の末から練習を重ね7月1日、5日それぞれの宮衆講神事において練習者全員が奉納し、その祈り、例大祭式での奉納者が決定されます。今年はこの奉納行事に変化が起きました。

氏子の有志の方で能面の作家が居られ、その方が猩々の面を奉納されたのです。

面があると言う事は、その面を付けて舞う事が相応しく、舞踊家が創作で振りを付け当日披露されました。    さらに当正統会の先に述べた彌伽宜神霊剣奉納が加わったのです。

今は途絶えていますが昔の祭礼には、振り物、競馬、相撲などがあったようです。

なかでも振り物は人の魂を奮い起こす意味もあり、剣の御祖の祭礼には彌伽宜大神、四大五常、金生麗水、守真志満、祭祀蒸嘗を念じる彌伽宜神霊剣に勝る奉納は他にないのです。市街地の中心に希に残る、古木に囲まれたこの森に今年も又新たな魂が宿りました。

☆☆☆☆☆☆☆☆☆ 自らを律する ☆☆☆☆☆☆☆☆☆

正統会の皆様皆様には日々研鑽を積まれ、半年は半年なりに、新たな何かを得られて居られると思います。

日々努力の積み重ねが進歩に繋がり、向上を実感するとき、人は幸せを感じます。

私は武道の心得はありませんが、父の意志を継ぎ彌伽宜神社に仕え、森を護る事が自分の使命であると信じ、刀の変わりに箒を持ち毎日を努めています。

掃除をしながら境内の木々を見ていると、常に新しい発見に遭遇して驚きです。木々それぞれは人の生きざまさながらの姿です。

当人は木から気を貰って居るんだなあと、つくづく感じます。

成長の著しいこの季節は特にそう思います。

さて最近巷では、やりきれない気持ちになる事件が頻発しています。政界、官庁、企業自治体、家庭までも。しかし事件として露見しているのは氷山の一角とすれば、我々日本人は、何かをすっかりはき違えて、心を失うつつあるのでは。

原因は自由という言葉の持つ魔力です。

皆は金科玉条のごとく自由主義、民主主義と言いますが、阪大名誉教授 加地信行氏の言葉を借りれば、欧米で言う自由の意味は道理の事、民主は民本と言うべきと。

自らを律し、自ら立ち、自らの責任で行動する、それが真の自由ならば日本人には道理という方が適切。民主は民が主なれば総じての責任も民が取る事を意味するが、実際にはそんな意識はなく、優れた人に委ねたいのが実情。

つまり自由も、民主も、自らを律する人無くしては成り立たないのです。

礼に始まり礼に終わる、厳しく自らを律する事を教える武道の精神こそ、国民総じてが先人の尊い遺産として、これを取り戻し、今こそ日々実践する事が必要なときなのです。

正統会は、心の現状を憂い、居合道を通し自ら律する事を学ぶ、守真志満の人達の集まりなのです。

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新年のご挨拶 二十二年一月元旦

 

 謹んで新春のご祝詞を申し上げ、会員剣士の皆様方のご健勝、ご多幸をお祈りします。

 未曽有の経済不況、新型インフルエンザの流行、振り込め詐欺、各地で起こる奇怪な事件など、昨年度は良い年であったと言える人は少ないでしょう。
 コツコツ努力している人たちが報われず改革とか言う名前ばかりの制度と、国民には負担をと言いながらいたるところで無駄使いのオンパレード、国民ばかりが振り回された結果、こんな世知辛い世の中になって情けないと言わざるを得ません。

 政権交代が吉と出るか凶と出るか否かは不明ですが高齢者や弱者が安心して過ごせる昔のような日本が復活することを願ってやみません。
 つい最近まで日本はお年寄りが安心して暮らせる国に、とか世界一の長寿な国作りとか言ってたはずなのに不思議なことだ。

 最初からボヤキが出てしまいましたが、私事で恐縮ながら、昨年末をもって東京単身赴任を解消し宝塚に帰ってきました。
 早い話。
 学校卒業以来37年間勤務した会社を退職しサラリーマン生活を卒業したのです。
 必ずしも平坦な道のりではなかったのですが、沢山の先輩、後輩に支えられ無事卒業、社長から感謝状まで頂けたことは感慨深いものであります。

 残念なことは元上司であった方がすでに二名もお亡くなり私の無事な卒業を報告できないことです。
 会社ではいろんな人と出会い仕事を通じて辛いこと嬉しかったことも共有し、それらの思いでは私の人生の何よりの宝物であると感じている。
 本会の皆様方は、趣味を同じくする仲間、私の第二の人生のこれから一生を通じての大切な友人達であると考えます。
 

私のこれまでの生き方

 

 職場の仲間と、尊敬し合い、
 信じあい、
 仕事を愛し、会社を愛し、
 人生を大いに楽しむ!

 今年からは「職場の仲間」を「道場の仲間」に、「仕事」を「居合道」に置き換えて人生を大いに楽しもうと思う。
 どうか今後とも宜しくお願いします。

 さて、昨年末には中学校、高校の還暦同窓会、工場のOB会、 勤務先の合併前の会社の同窓会などこれまで無かった種類の案内が届き、日程のあった会合には顔を出した。
 なかでも工場のOB会で大先輩の工場長から居合の演武を依頼され、(実は稽古不足だったのだが)基礎居合と本居合を披露した。

 まだまだ居合は身近な武道とは言えず逆に物珍しさもあり拍手喝采であった。
 皆様も機会があれば本会の広報活動の一環と考えいろんな機会にご披露されたら如何でしょうか。
 

∞∞∞∞範士・九段 「辻 政雄先生」を偲んで 21-01-01∞∞∞∞
 

日本戸山流居合道正統会理事長:前田 康博

 

 昨年の秋、私たちにとってとても悲しい知らせがありました。
 それは、かねてより病気療養中だった、辻 政雄先生がお亡くなりになられたという訃報です。

 辻先生は、ご高齢に反してお年には見えない若々しい容姿、気力、元気で強いお声、行動力をお持ちでした。皆さんよくご存じのようにお人柄は誰からも好かれ慕われておられました。

 療養されるまでは雨の日も風の日も猛暑の中も毎週稽古に参加されていました。
 先生のお通夜、ご葬儀には各界から沢山の方々に参列して頂きました。
 先生は当協会の役以外にも多くの市関係のお役をうけられボランティアとしてご活躍されました。

 先生は宝塚市の武道館が完成する前からご友人・同士の皆様と中山寺の境内で居合を始められ、その後居合道協会を設立されてから宝塚市体育協会に登録、また宝塚市武道連盟にも参加されました。
 正に宝塚支部の礎を築かれた大先生と呼ぶにふさわしい偉大な方でした。

  正統会の前に所属していた日本戸山流兵庫県連盟では副会長、宝塚武道連盟、また日本戸山流居合道正統会本部でも副会長を務められました。
  昨年の昇段審査会の席上、木戸理事長が辻先生を偲び鎮魂の居合を披露されましたが、きっとお喜びになられ笑顔で見ておられたんではないでしょうか。

 先生は常日頃から「居合を通じて日本を明るくしたい!」と話されていました。
 特に若い人が居合をすることにとても期待されていました。
 それは今の若者は身体も大きくなり体力はあるが大切な気力と礼にかけるので、居合を通じてそれらを身につけた若者が増えれば日本の国の活力が増し明るい社会が出来るのだと。

 幸い宝塚では若い剣士が育ち将来がとても楽しみです。
 辻先生のご意志を継ぎ、日本の国を明るくする為にも、みんなでこの会を盛り上げて行きたいものです。

 

豆 知 識 19-01-01
 

日本の刀
日本刀はその姿や刀紋の変化、地鉄の鍛えなどに独特の美しさがあり特に芸術性は世界的に高い評価を得ています。

刀の時代
古刀:
平安から室町、慶長(一五九六年〜一六一五年)以前に制作された刀剣です。
新刀:よく現代刀と勘違いされますが、新刀は桃山から江戸時代、慶長以降に制作された刀剣を古刀に対して新刀と呼びます。
この時代は江戸、京、大坂や有力大名の城下町に刀鍛冶が集中しました。
新新刀:幕末、新刀の中で幕末期に制作された刀剣を言います。

刀の種類
刀:
刀身の長さが 二尺以上の刀剣で室町時代に造られたものを刀と呼びます。
刃を上にして腰に指します。
それ以前のもので刃をしたにして指す太刀とは区別します。
刀は太刀より一般に反りが低いです。
脇差:刀身の 長さが一尺以上二尺以下の刀剣を脇差と言います。
江戸時代の大刀、小刀は刀と脇差を指します。
時代劇でおなじみの光景です。
尚、一尺以下の刀剣を短刀と呼び、腰刀、合口等とも言います。

 

宝塚居合道協会発足20周年を迎えて

 

日本戸山流居合道正統会理事長:前田 康博

 

宝塚支部は宝塚市居合道協会を束ねており、支部長の辻政雄範士・九段は宝塚市体育協会の理事、宝塚市武道連盟の副会長の要職にも就いています。

宝塚市居合道協会は1985年4月に正式に発足し宝塚市体育協会に加盟しました。
従って本年で20周年を迎える事になります。
それまでは、居合愛好家の有志数名が集まり中山寺境内で主に朝稽古として行っていました。

1987年の宝塚武道館の完成を期に稽古場所を宝塚市武道連盟にも稽古場所を宝塚市武道館に移しております。
阪神大震災後しばらく武道館が使用出来なかった時期もありました。
このような先達の残された歴史の中で、今年発足20周年を迎える事は誇りであり支えて下さっている会員剣士の皆様にも心より感謝の気持ちを表したいと思います。

宝塚支部は年間を通して宝塚市体育協会、宝塚市武道連盟の諸行事にも積極的に参加しております。
毎年開催される武道学校・居合道教室には居合に興味を持たれた他の武道経験者、過去武道に全く縁の無かった方々も参加され武道学校修了後は新しく会員になられ居合を続けられるケースが多く見られます。

参加者は年齢も小学生から70歳を超えられた方も含め多種多様であります。
事務局としては正統会において中心的な役割を果たしている宝塚支部の結束を一層図り、今後も会長のご指導のもと各支部と連携を密にし正統会の発展のため努力していきたく存じますので、会員剣士皆様の益々のご協力ご支援をお願い申し上げます。

 

 

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正統会基礎居合[解 説]

平成20年5月25日正統会改定

 正統会はこの基礎の形と技は、戸山流の基本的な根元をなしているとし、これに残心、血振るい取り入れて居合らしくし、正統会独自の「基礎居合」として、初心より練達にいたるも深く研鑽している居合である。
 

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一本目=前の敵

 、左手は鯉口を握って稍外に傾けて左足を一足長踏み出しながら右手は柄を握り、両膝を前に少し曲げ、腰を稍落として居合腰となって、右足を一歩踏み込むと同時に刀を水平に刃を外に、切っ先三寸を鞘に残して前に抜く。

 二、右足を前に踏み出すと同時に、鯉口を外に一杯捻り、刀刃を敵の右前臂及び体を下方より右前上に、逆袈裟斬り上げる。右拳は頭の高さとし、刀刃は右上方向四十五度、水平に保つ。

 三、体位はそのままに、刀を正眼(中段)に構えて残心。刀を横血振るいして納刀、左足を右足にそろえ、柄頭を臍前に整え、右手左手と順に下ろして、次の業に移る。 

 注=イ、動作に入る前の目付は目の高さとし、残心の時の目付は、剣尖の二メートル先   を見越す。

   ロ、前方の敵が刀柄に右手を掛け抜刀せんとしたので、その前臂及び体を下方より斬り上げる想定。(逆袈裟)

   ハ、抜き付けの際、踏み出した足に体重を掛け、後ろ足は真っ直ぐに伸ばす。


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二本目=右の敵

 一、一本目の要領にて両膝を前に曲げ腰を落として居合腰となって、左足を左前に足先を内にして一歩踏み出し、刀を抜きかけつつ右足を足先をやや内にして一足長踏み出しながら体を右に腰を捻って敵対すると同時に、敵の胸部を横一文字に抜き付ける。右拳は肩と水平に、剣尖は稍さげる。

 二、刀を正眼に構えて残心。刀を横血振るいして納刀。以下同然。

 注=イ、右方向から急速に迫り来る敵が抜刀せんとして右手を刀柄に掛けたるその上膊部を、胸部諸共に斬りたる想定。

   ロ、一文字に抜き付けたる際、左腰及び左肩を固定して胸を十分に張り、同時に出した右足尖を稍内にし、腰の捻りと刀の抜き付けの威力を助成する。

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三本目=左の敵
 
  一、右足を足先を内にして右前に一歩踏み出しつつ床と平行に刀を抜きかけ、腰の捻りで抜くと同時に敵に正対する。
 
 二、体位はそのままに腰を押し出すようにして、刀刃を右に向けて敵の胸部を刺突する。
 (刺突する際同方向に僅かに踏み出す)

三、右腰構えまて゛刺突した刀を抜く。

  四、左足後ろに退きながら刀を正眼に構えて残心。刀を横血振るいして納刀。以下同然。

 注=イ、不意に抜刀せんとして迫り来る、敵の胸部を刺突すると想定。

   ロ、刀を右手主導に抜くことなく、腰を捻って抜き刀を右腰に密着させる。

   ハ、刺突する時、右拳の高さは肩の高さとし、刀柄を右手籠手下に密着させ、剣先が上がらないようにする。


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四本目=後の敵 

一、一本目の要領にて居合腰となり、左足尖を内にして半歩右足前に出し乍ら両足先で右回りして刀を抜き、敵対すると同時に右足を僅かに踏み込んで敵の右上膊部及び胸部もろとも、右斜め下に斬り払う。後方より迫り来て上段に振りかぶった敵の右上膊部を胸部諸共に斬るとの想定。

 二、刀を正眼に構えて残心。刀を横血振るいして納刀。以下同然。

 注=イ、刀刃を外にして刀柄を胸の高さまで刀を徐々に抜き、出した右足先は鞘内に、腰を右に捻って袈裟に斬り下ろす。

   ロ、抜き打ちに(ごぼう抜き)になりやすいので、刀を切っ先三寸鞘内にして、刀を抜くと同時に鯉口を後ろに強く引く。(鯉口は帯に添って引く事涵養なり。)

   ハ、刀を思いっきり切り下げたのであるから、そのように剣先は下がる。


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五本目=直前の敵

 一、両手を刀に掛け、両膝を前に稍曲げて居合腰となり、刀を頭上に抜き上げて諸手上段となり、右足を一歩踏み込んで、敵の真っ向に斬り下ろす。

 二、刀を正眼に構えて残心。刀を横血振るいして納刀。以下同然。

 注=イ、直前に敵が、刀に両手を掛けて仕掛けんとしたので、間髪入れず抜き打つの想定。

   ロ、刀を顔の左側よりに、敵刀受け流す心持ちで抜き上げる。この動作の際に体を、微動させないようにする。

   ハ、刀を抜き上げる時、刀刃を鞘外にして抜き上げないと、顔を損傷する危険があるので注意して動作する。


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六本目=左袈裟

 一、一本目に順じて居合腰となり右足を一足長足先を内にして前に踏み出し、体を左回りしながら刀を徐々に抜き上げ、敵対すると同時に、刀を諸手上段にとり左足を一歩踏み込んで敵の左袈裟(敵右肩)を体外側まで斬る。

 二、左足を後方に退きながら、刀を正眼に構えて残心、刀を横血振るいして納刀。以下同然。

 注=イ、敵が刀を抜き上げて仕掛けんとしたので、間髪入れず左袈裟に斬る。

   ロ、敵の左袈裟を斬る時、諸手上段より、腰を右に捻って斬り下ろす。

   ハ、斬り下ろした剣尖の高さは稍正眼の高さとし、出した左足に体重を掛け押すようにし、残る右足は延ばして斬り下ろしの効果を高める。
 

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七本目=右袈裟

 一、一本目に順じて居合腰となり、左足を一足長足先を内にして前に踏み出し、体を右回りしながら刀を徐々に抜き、敵対すると同時に、刀を諸手上段にとり右足先を一歩踏み込んで敵の右袈裟(敵左肩)に斬る。

 二、刀を正眼に構えて残心、刀を横血振るいして納刀。以下同然。

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八本目=後受流

 一、一本目に順じて居合腰となり、左足を一足長踏み出しその前に右足先を内にして一歩踏み出す共に左後方に向きつつ抜刀し、刀を右片手にて頭の前上方に翳して敵刀を左に受け流す。

 二、敵の刀を受け流すや、直ちに右足を左足の右方に踏み開きつつ刀を諸手上段にとり、左足を右足の後方に引きつつ敵を右より斜めに斬る。(右袈裟の如く)

 三、刀を正眼に構えて残心、刀を横血振るいして納刀。以下同然。

 注=イ、後方より不意に斬りかかってきたので、敵の刀を受け流して斬る想定。

    ロ、敵刀を受け流す時は、刀の棟でなくシノギで受け流す。

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戸山流納刀要領

 左手を似てその拇指と食指との間に鯉口を握り込む如く、鞘を上方よりこれを僅かに(約四十五度)外方に傾けて保持したる後、刀を持ちたる右腎を自然に曲げて、刀背を左手拇指と食指との握合部及び同付け根部に当て、これに添って刀背を滑らし、刀尖が鯉口に至る如く、右手を前方に出すと共に、腰を左に捻りて動作を容易ならしめ似て刃部を鞘に擦らざる如く徐ろに納む。

陸軍戸山学校剣術科=剣術教範詳解より転記

 

 

正統会本居合詳解説【正統会教養】

陸軍戸山学校・剣術科編纂

 正統会はこの形と技は、戸山流の基本的な根元をなしているとし、これに残心、血振るい取り入れて居合らしくし、正統会独自の「 本居合」として、深く研鑽している居合である。
 

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一本目=前の敵
 

意義 

 前方の敵が柄(つか)に手を掛け抜刀しかけるのに対し、まずその前肘及び身体を下方より斬り、続いて敵の後退するのを、追い込み正面を斬る。

動作及び説明

 一 前方の敵に対し、抜刀準備をしつつ左足より一足長前進し、二歩目の右足を足先を正面にして、一歩踏み出すと同時に抜刀し敵の右前肘及び身体を下方より右前上方に斬り上げる。

 二 後退する敵を、刀を頭上に両手で振り被りつつ左足より二歩追い込んでその正面を斬る (斬り下ろしは膝の高さまで、以下々)
(同時に「えいっ」と発声する)

 三 右足を基準としておもむろに構え備え(中段)の姿勢を取りつつ残心。
    刀を横血振るいして納刀(残心とは、じ後の変に応ずる心構えを言う)

 四 左足を右足に揃え、柄を握ったままに左足より五歩後退、又は元の位置に帰り、
右手左手と下に降ろし構えを解き次の業に移る。

  以下同前。
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二本目=右の敵
 

意義 

 行進中右方より不意に迫り来る敵に対し、まず水平にこれを斬り、続いて敵の後退するのを、追い込み正面を斬る。

動作及び説明

 一 左足より前進して、四歩目の右足を出すと共に右方の敵に対し、抜刀準備をし、五歩目の左足を左前に、足先を内にして一歩踏み開きつつ抜刀し、刀刃を乳の高さに水平に横に斬りつける(敵が抜刀しかけて右手を柄に掛けたその上膊部を、胸部諸共に斬るもの)
此の際身体は斬り開きつつ左腰及び左肩を固定して胸を充分に張り、同時に右足先を内にして、右方に僅かに(約一足長)踏み出す。

 二 後退する敵を左足より二歩追い込んで、正面を斬る。

 三 刀を構え備えして(中段)残心。横血振るいして納刀。

  以下同前
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三本目=左の敵
 

意義 

 行進中左方より不意に迫り来る敵に対し、まずその胸部を刺突し、続いて敵が抜刀しつつ   我方によろめき来るのを、右に体を転じて斜に斬る(袈裟斬)

動作及び説明

 一 左足より前進して、三歩目の左足を出すと共に、左方の敵に対し、抜刀準備をし、四歩目の右足を右前に、足先を内にして一歩踏み開きつつ抜刀し、直ちに敵の胸部を刺突する(敵抜刀の中途のところを刺突するもの)この際身体は刺突しつつ左正面に向け同時に左足先を同方向に向けて僅かに(約一足長)踏み出す。

 二 刺突するや直ちに刀を引き抜き腰構えとなり、我方によろめき来る敵に対し右足を左足の右方に踏み開きつつ 刀を前に出して敵の斬り降ろす刀を左へ受け流し、左斜後方に正体して、両手にて刀を頭上に振り被り、 左足を右足の後方へ引くと共に、この敵を右より斜に斬る(袈裟斬)その角度は三十度から四十度を適度とする。

 三 刀を構え備えして残心。 刀を横血振るいして納刀。   

  以下同前
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四本目=後の敵
(剣術教範詳解と違う点有り)
 

意義 

行進中後方より不意に迫り来る敵に対し、まずこれを抜打ち斜に斬り、続いてその敵が後退するのを追い込んで正面を斬る

動作及び説明

 一 左足より前進して、四歩目の右足を出すと共に、後方の敵に対し抜刀準備をし、五歩目の左足を右足の前に足先を内にして一歩出し、両足先にて右旋回して身体を後方に向けつつ抜刀し、(後方に向きつつ左上方より抜く)左上方より右下方に向かい斜めに大円弧を描くよう斬り降ろす(敵が我を斬らんとして刀を振り被る敵の右上膊部を胸部諸共斬るもの)この際身体は斬り降ろしつつ後方正面に向け同時に右足先を同方向に向けて僅かに踏み出す。

 二 後退する敵を左足より二歩追い込んで、正面を斬る。

 三 刀を構え備えして(中段)残心。横血振るいして納刀。

  以下同前
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五本目=直前の敵
注:此の五本目の形は、大正十四年十月編纂の形で、昭和十四年以降の改編は突撃と改組している

意義 

直前の敵に対しその場において抜打ちし、続いて敵が後退するのを追い込み刺突する動作なり。

動作及び説明

 一 その場にて抜刀し、刀を頭上に振り被り、次に右足を一歩踏み出して正面を斬る。

 二 左足より二歩前進して刺突する。

 三 左足を一歩前に出し刀を上段に構え残心を示す。

 四 左足を元の位置にもどし刀を中段に構え、残心継続する。

 五 刀を横血振るいし納刀。

  以下同前
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六本目=前後の敵
 

意義 

 前方の敵に対し肉薄中、後方より不意に斬り掛かる敵の刀を受流してこれを斜めに斬り、
 直ちに前方の敵に対しその正面を斬る。

動作及び説明

 一 前方の敵に対し抜刀準備しつつ左足よりやや速度を速めて前進中後方の敵不意に斬り掛かるのに対し、右足(四歩目)を左足の前に足先を内にして一歩踏み出すと共に身体を左後方に向けつつ抜刀し、刀を右片手にて頭の前上方にかざして後方より真っ直ぐに斬り降ろす敵の刀を左方に受流す。

 二 敵の刀を受流し、直ちに右足を左足の右方に踏み開き、斜左後方に正対しつつ刀を両手にて頭上に振り被り、敵を右より斜に斬る。

 三 両足先にて左旋回して前方に正対しつつ刀を頭上に振り被り直ちに正面を斬る。

 四 右足を前に出し中段の構え備えして残心。刀を横血振るいして納刀。

以下同前。

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七本目=左右の敵
 

意義

左右より迫り来る敵に対し、先ず右の敵を抜打ち斜に斬り、続いて左の敵を両手にて斜に斬りたる後更に追い込んで刺突す。

動作及び説明

 一 左右の敵に対し、頭を正面にしたるまま抜刀準備をしたる後、先ず右敵に対し注 目し、  
   左足を右足の右方に足尖を外にして約半歩踏み出しつつ抜刀し、更に右足を一歩其の

     に足尖を内に向けて踏み出すと同時に、該敵を左より斜に斬る。

 二
     刀の余勢を利用して両手にて頭上に振り被りつつ両足尖にて左旋回し、左正面に正対し  

     右足を該方向に一歩踏み出すと同時に、左の敵を右より斜に斬る(敵我を斬らんとして

     刀を上段に振り被れる其の左上膊部を胸部諸共斬るものと設想し) 

注意:

 一、二の動作は連続し且努めて迅速なるを要す。

 三 後退する敵を、左足より二歩追い込みて(一歩目に刺突の構えをなす)
  其の胸部を刺突す。

 四 僅かに後退しつつ刀を引き抜いて続いて左上段(左足を前に出す)に構えて残心を示す。

 五 左足を後方に退き乍刀を中段に構えて残心継続。刀を横血振るいして納刀。 

以下同前

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八本目=突撃

意義

   前方の敵に対し突入し、逐次之を斜に斬り斃し、最後に闘争する敵を追及しつつ其の頭部を斬る。

動作及び説明

 一 数歩前進し、左足を踏み出しつつ左手を刀柄に添えて握り、右足を出すと共に正面の第一敵を右より斜に斬る。

 二 拳を外方より廻して刀を左肩の上に振り被り、左足を右足の前に、足尖を僅かに内にして一歩踏み出しつつ右前の第二敵を左より斜に斬る。

 三 刀を其の余勢を利用して右肩の上に振り被り、右足を左足の前に足尖を僅かに内に
して一歩踏み出すと同時に左前の第三敵を右より斜に斬る。

 四 更に刀を其の余勢を利用して頭上に振り被りつつ身体を正面に向け逃走する第四敵に対し、左足を前に出し直ちに其の足にて踏み切り、基本動作面の斬撃の要領にて真っ直ぐに斬る。

 五 刀を中段に構えて残心、横血振るいして納刀。

以下同前。

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戸山流納刀要領

左手を似てその拇指と食指との間に鯉口を握り込む如く、鞘を上方よりこれを僅かに

(約四十五度)外方に傾けて保持したる後、刀を持ちたる右腎を自然に曲げて、刀背を左手拇

指と食指との握合部及び同付け根部に当て、これに添って刀背を滑らし、刀尖が鯉口に至る如

く、右手を前方に出すと共に、腰を左に捻りて動作を容易ならしめ、似て刃部を鞘に擦らざる

如く徐ろに納む。陸軍戸山学校剣術科=剣術教範詳解より転写

 


 

◇◇◇◇◇ 新年を迎えて 二十二年一月 ◇◇◇◇
 

 皆様、新年あけましておめでとうございます。
 会員の皆様にはお健やかに新年をお迎えのことと、心中よりお喜び申し上げます。
 昨年は、春から国内初の新型インフルエンザが神戸で発生し、その後全国的に拡大、学校の休校、各種行事の中止など、本会の錬成大会開催が危ぶまれる事態もありました。

 しかし大会の規模を若干縮小し会長先生の知人であられる「香取神刀流、越智勝流先生」のご臨席を得、会員の皆様のご協力とご努力により滞りなく開催することが出来ました。
 越智先生には神刀流居合道の演武、剣舞ともに心に残る素晴らしい感動を与えていただき私たちの大会がより有意義なものとなりました。

 はるばる遠方からお越し頂いた先生ではございますが、是非次の機会にも再度のお出ましをお願いしたいものです。

  さて、信念にあたり二つの目標を立てました。まず、当会としまして今後積極的に対外的な交流を進めることも一考かと思っております。
 次に、現行の居合は原本に出来る限り忠実に理にかなっており、高段者も増え技量も高く他の団体と比較しても十分な領域に達してきました。

 ただ、技の数が基礎居合、本居合と数が少なく物足りなさもあるかと思います。
 本年の講習会には発表したいと思っておりますが新たに奥居合として八本程度追加することを考えております。
 以上二点につき三役会、理事会を通して決定後実行に移していきたく思っております。
 本年は、寅年!力強くおっとり刀で世に出て、交流を深め、見聞を広め、技量の向上に努め、より完成度の高い居合を目指して頂きたく思います。

 本年も世相の混迷は続き世の安定は程遠いと思われますが、正統会の益々の発展と会員剣士の皆様のご健康、ご多幸を祈念し、新しい年が素晴らしい一年になりますよう心より願いまして新年のご挨拶とさせて頂きます。


 

∞∞∞∞ 新年のご挨拶 21-01-01 ∞∞∞∞
 

 正統会の皆様、新年おめでとうございます。
 皆様にはお健やかに新年をお迎えのことと心よりお喜び申し上げます。

 昨年は、副会長の辻政雄先生のご逝去があり正統会として、また、宝塚居合道協会にとっても大きな出来事となりました。
 先生のご冥福を祈りその意志を継いで会の発展と技量の向上に努めていきたいと思います。

 さて、懸案になっていました技の統一の件ですが、昨年五月に各支部の先生方にご参集頂き個々の技に、出来る限り原本に忠実に技の真意を検討し討議を重ねた結果、真に理にかなった合理的なより良い技に改正されました。今後益々の技量向上に役立てていただきたいと思います。

 年初から混沌とした世界・国内情勢の中ですが、本年は丑年、一息ついてゆっくり力強く確実に心身と技能の向上に努めていただきたく思います。

 正統会の益々の発展と、皆様のご健康ご多幸を祈念し本年が素晴らしい年でありますよう心から願いまして、新年のご挨拶とさせていただきます。


 

平成二十年元旦 年頭ご挨拶 20-01-01
 
日本戸山流居合道正統会、会員の皆様、新年明けましておめでとうございます。

昨年は、正統会として初めての春の大会を会員の皆様、関係各方面の皆様のご協力の元、開催することが出来ました。

特に宝塚支部の皆様の絶大なご協力とご支援により、無事に大変立派な大会を開催することが出来ましたことを心から感謝致します。

本年は、昨年の本部理事会で決議されました、隔年の講習会の年に当たります。
つきましては講習会を開催致しますので、出来るだけ多数参加いただき、正統会として技を統一し各支部での技のばらつきをなくし技能の向上を願っております。

本年も、地道な稽古に励み心・技・体の益々の向上に努めましょう。
正統会の発展と会員の皆様のご健康、ご多幸を願い年頭の挨拶といたします。

 

平成十九年 謹賀新年 19-01-01
 
会員の皆様、新年明けましておめでとうございます。
正統会も結成以来七年目迎え益々の発展を期する事になり喜びにたえない次第でございます。
以来心身を鍛え技量の向上と組織の円滑な運営を図るべく努めてまいりましたが、ようやく機運が整って参りました。

会長先生をはじめ各支部長、そして会員の皆様の並々ならぬご努力とご指導の賜物と感謝致します。
さて、新年度より年間行事として新しく春の大会を宝塚で実施します。
秋の本部大会とあわせ年2大会となり益々の会の発展を期す事と致します。

どうか皆様の参画とご支援をお願い致します。
併せて会員のご健康とご発展を心より願いまして新年のご挨拶とさせていただきます。

 

謹賀新年
 

会員の皆様、新年明けましておめでとう御座います。

正統会も結成以来5年目を迎え、益々の発展を期する事になり喜びにたえない次第でございます。
結成以来、指導者の育成と技量の向上に努めて参りましたが、ようやく各支部に七段・教士以上の指導体制が確立致しました。
これも会員の皆様の並々ならぬ努力と会長先生、各支部長先生のご指導の賜物と感謝を申し上げます。

年をかさねて拡大充実していく組織でありますが正統会の運営についての意見、指導方法などは組織を通して理事会で解決を図るのが正当な組織のある方と思いますので、組織を無視した言行などは厳に此を慎むべきであります。

新年にあたり今一度結成当時の初心に返り心を一つにして、五年目の節目の本年を正統会の一大発展の年と位置付け、会長を中心に発展向上を図っていきたいと思っています。
どうか皆様の惜しみない参画とご協力をお願い申し上げます。
併せて会員の皆様のご健康とご発展を心より願いまして、新年のご挨拶とさせて頂きます。

 

早 春 の 昼 夢

みなさま、新年明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願い致します。

さて、近頃思うことに『道』なのか『術』なのか少々考えることがある。
明治時代以降武道と言われるようになってからなのか、現代の居合は日本刀を抜刀する形式・作法に重点を置き、様式美と精神論が加味され比較的ゆっくりとした刀法が中心になっている。

一方幕末には数百と言われた剣術の流派が有ったと伝え聞く、その中で居合と言う武術は、相手が先に抜刀し構えている状況を設定しそれに打ち勝つ術なのでないか。
又、不意の襲撃に対して、間髪入れず腰の刀を抜き、抜くと切るを同時になす居合は恐ろしく実践的で体現するのは至難であろう。
今剣道の打ち込みに対し抜刀で対応可能か、又それを前提に練習をしているか否かである。

居合の原点とは、絶体絶命のやりとりの場で生まれた戦いの術であることを忘れてはならない。
日常練習の中で各流派・流儀は古武道として集大成・完成されたものであり伝統を重んじ居合道として後世に正しく伝えていく義務がある。
では、術としての居合はその練習も考えてみると、又新しいもの、古き良きものを発見することになるかも知れませんね。

 

井伊家の家老で居合の達人 長野無楽斉

無楽斉は本名を長野十郎左衛門業真と言いその父は、上州箕輪の城主、長野業政の一族で出羽守業政の嫡男が無楽斉とのことである。

戦国時代上杉股肱の一族として転戦上杉が武田信玄に下った後、その配下に帰属、しかしその武田氏も信長、家康により滅亡した。
それが天正十年(1582)の事である。
この時家康は武田の遺臣と名のある板東武者を武将の井伊直政に与えた。
その中の一人に長野無楽斉が居た、当時二十二、三歳であったと思われる。

無楽斉には、それまでに居合を修行した時期があったと思われる。
その師は林崎甚助、またはその高弟の田宮兵兵衛重政或いは両人だったとも伝えられているが、何時何処で師事したかは不明である。
無楽斉は小田原の北条氏攻め、関ヶ原の役、大阪の陣と軍功を重ね、井伊家の重臣に任じられ五千石の禄高で家老職となった、又、武役では侍大将に任じられていたのである。

無楽斉の居合、無楽流は彦根藩では伝承を生まなかった。
井伊家の家風と排他的な土風もあり、家老という地位が、あえて居合の教授をはばかる態度に徹したと思われる。
しかし、井伊家が近江に封ぜられる以前、無楽斉に師事した一宮左太夫【一宮流】沼沢甚五衛門【神流】、又、門下の百百軍兵衛より長谷川英信流が派生し、今日隆盛を見る夢想神伝流、夢想直伝英信流が生まれた。

無楽斉とは、寛永十一年(1634)に隠居してからの号である。
牛にまたがって出歩き、出会う人有れば上下の隔てなく交わるのが、この老人の楽しみでもあったという。
その牛を引く口縄は、常に女性がとったそうである。
生涯妻帯せず慶安二年(1649)九十歳前後で没した。

                                                戦国剣豪伝【学研】より抜粋


神より刀法を伝授された居合の始祖


剣を速やかに抜く法、つまり抜刀法を極めた兵法が居合であるが、その祖として崇敬されているのが神夢想林崎流の開祖、林崎甚助重信公である。
居合を修練する者として始祖の人物像について多少なりとも参考になれば幸いと思います。

林崎甚助重信公は、室町幕府第12代将軍足利義晴の天文11年(1542)、出羽の村山地方の楯岡(山形県村山市楯岡町)にて出生、父は浅野数馬重治と言い、将軍足利義晴に仕えていたが、ゆえあって出羽に流浪してきて、楯岡藩に召し抱えられていた、母は菅野といい、楯岡藩宗家最上家の姫君のお付きで、美貌の誉れ高い女性だった。

林崎甚助6才の時、最上家の諸礼を司る坂上主膳と言うものと、浅野数馬との遺恨から主膳は浅野数馬を闇討ちにして、姿をくらました。
こうして、甚助は父の敵を討つ為に、8才で東根二郎太夫という剣師につく。
だが、その技倆はいっこうに上達せず、母の期待をむなしくさせたが14歳の時、楯岡城下の北郊の林崎神社に参籠しその神域に籠ること100日、満願の夜に示現した神より刀法の奥秘を授けられたが、これが後に居合と称するものである。

刀を持っての立ち会いは、まず刀を抜くことに始まるという自明の理に立って創始されたのが居合である。
長くて重い刀でも、これを容易に、しかも速やかに抜く法というものがあるはずだ。
鯉口のきりょう、柄への手の掛けよう、抜き放つときの腰の遣い、足の踏みよう、手の内の締めよう、等々。

かくて、林崎甚助は、太刀、刀の長短、身体の大小に依らない抜刀法を工夫し、修行を積み、18才で仇討ちの旅に出る。
2年後、上方で仇敵坂上主膳に出会い、本懐を遂げたと言われるが、国に帰ったとき、母なる人はこの世の人ではなかった。

それより飄然と国を去り諸国を歴遊したと有る。
没年も場所も定かではないが一説によると、豊臣秀吉の第一次朝鮮出兵後の文禄3年(1594)に没したという、関ヶ原の合戦6年前のことである。

新春にふと居合のルーツを訪ねてみました。
抜き付けの一刀に450年の長い歴史と脈々と受け継がれてきた重みを諸流派の隆盛と共に次代に正しく引き継いで行きたいと思う。

範士八段

日本戸山流居合道正統会副会長 木戸 正彦



海 外 研 修 で 居 合 を 演 武

2004-6-4〜2004-6-14 In San Francisco USA

IAI is announced at the ESAREN research institute which exists in a suburb of
San Francisco in the United States.

勤務先の海外研修でアメリカのサンフランシスコ郊外有るエサレン心理学研究所で居合の演武を披露しました。
エサレン研究所は、1960年代後半から著名な心理学者によって様々なワークショップ(体験学習)の授業が行われ、世界中から心理学を学んでいる人々が訪れる心理学会のメッカ的存在です。

又、日本文化がとても根強いところで、特に禅や太極拳など、等、精神的な文化の研究が盛んで、禅のワークショップも過去に行われた。
今回、このような場所で居合道を初めて披露し、演武できたことは最高の栄誉であり幸運であった。
演武は6月11日に午前、午後2回行いました。
約40名の方を前に戸山流本居合をやらせて頂きました。
演武終了時惜しみない拍手と痛く感動したとの沢山のメッセージを頂き嬉しかった。

又、滞在中毎日練習もしていました、練習していると見学してくれる人たちが沢山いて色々質問もされ、居合の精神性について言葉では上手く説明出来ませんでしたが、演武をする事によってその場にいたと人たちに精神性を伝える事が出来たとも感じました。
これから居合が心理学と言う分野の中でどのような働きかけが出来るのかは今まだ私の中で不透明ですが、エサレンと言う心理学会のメッカで演武する事が出来最高の喜びです。
この栄誉を与えて下さいました正統会の皆様に最大の感謝を致します。

来年はカナダのバンクーバーです、頑張ります!ご指導を宜しくお願い致します。
 

エサレン研究所(http://www.esalen.org/)
(ESALEN INSTITUTE)は1962年、サンフランシスコの南のビッグ・サーにあり、
アメリカ原住民のインディアンエサレン族の聖地をマイケル・マーフィーと
リチャード・プライスが、この地に研究所を作ることに意義があるということで、
買い取って研究所ができた。この地は5,000年以前から、インディアンが住ん
でいた場所であり、多くの遺跡が発見されている。
エサレンはベースは心理学だが、東洋、西洋の問わず沢山のセラピーの
クラスがある。この施設はNPOとして経営されていて、 仕事をスタートさせる
ための最低単位(150時間)は集中1ヶ月コースと30人のセッションとレポー
ト提出により、カリフォルニアの認定セラピストの許可が取得できる。

  豊中支部:藤原 愛子 

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支部便り 19-01-01

 

剣士の皆様、明けましておめでとうございます。
宝塚支部では秋の十月に宝塚武道学校・居合道教室を開講しました。
幸い今回も居合道教室の修了生が正統会に入会してくれました。

新会員は岡本さんです。皆さん宜しくお願いします。
一年間お世話になった武道館の清掃を年末に
ボランティアで行いました。
清掃参加者は関さん、岡田さん、多賀さん、佐野さんと私の六名でした。
寒い中有り難うございました。

ボランティア清掃は年2回行い夏には体育館の周りの草抜きを行います。
武道は身体と心の修行です。今後も奉仕の精神を忘れずに協力をお願いします。

恒例のお正月奉納居合を一月二日に行いました。
一年間の安全祈願の後、全員揃って奉納演武の予定が残念ながら雨の為場所を喫茶店に移動し武道談義に移りました。

昨年度は異常気象、いじめ、若者の無駄な死、ヘソ出しのわけのわからないファッション、汚職、最後はノロウィルスと暗いニュースが多かったですね。
残念な事です。
日本中の若者が是非居合にチャレンジしてほしいものです。
今年こそ良い年になりますよう、皆様のご健勝とご多幸をお祈りします。

 

迎春

新春を寿ぎお喜び申し上げます。
宝塚支部では本年も新年早々の1月2日、宝塚市内の売布神社にて奉納居合を行いました。
会員の皆様には身も心も引き締まると好評で恒例の行事として定着して参りました。

お陰様で宝塚居合道協会も今年20周年を迎えますが是非とも本年は正統会の5周年と併せて大きな発展の年としたいものです。
年頭に当たり今一度居合いの目的を考えてみましょう。
「居合とは的の不意の攻撃に対し間一髪を入れずに抜刀して敵に勝技であり鞘離れの一刀にて勝負を決する剣技である。すなわち何時、いかなる時、何事が起ころうとも臨機応変に対応出来るように修行し刀の運用、体の活用、技術の鍛錬を目的とするが、何より心身の鍛練、人格修養が最大の目的である。」

今一度、このことを肝に銘じて欲しいと思います。
技術の向上は目的の一つでありますがそれだけで終わらせてはいけません。
剣士樽もの基本的な事柄、つまりきちんとした挨拶、礼を行う、陰で他人の誹謗中傷などをしない等、正々堂々とした武士道の精神を遵守願いたいと思います。

また、私たちの世界は大人の世界でありそれぞれが個々の尊び生かして、厳しさの中に武道の楽しさを感じなければ意味がないと思うのであります。

正統会はこのように「技と和と礼」を大切に堂々たる武士道の精神を尊重する会でありたいと思います。
最後になりましたが新しい年に於ける会員の皆様のご健勝とお幸せをお祈りし、先師の訓を紹介して年頭の挨拶とします。

武を学ばんとする者は先ず心を正せ!

心正しからざれば武の道亦正しからず!

剣は人を斬るに非ず身を修め行いを正す!これ正剣なり!

邪剣は人を失い正剣は人を救うこれ宝なり!

 

  日本戸山流居合道正統会副会長(宝塚支部長): 故 辻  政雄 


 
居合「刀」と私  20-01-01
 

日本戸山流居合道正統会舞鶴支部長:大槻  久
 

正統会の皆様ご壮健にてお過ごしのことと存じます。

昨年秋の大会の際、舞鶴支部長を拝命致しました、もとより浅学非才の凡夫、只々穏やかに皆様と一緒に居合を稽古してまいりたいと考えております。

居合をするには真剣であれ模擬刀であれ必ず刀が必要です。
正統会の皆様もそれぞれ刀に対する思い、こだわり、愛着などお持ちのことと存じます。

私が最初に手にした居合刀は、師匠からいただいたもので二尺三寸五分、鶴丸の鍔がつき黒呂鞘、柄は綿巻で軽量、最近でもよく見かける入門拵えのものでした。

主に英信流正座の部を修得中約一年半程度使用したのですが、体力に比し軽すぎるため師匠の許可を得てこの刀は後輩へと申し送りました。

次に手にした居合刀は、とにかく重さのあるものをと考えていたところ、偶々近所の剣道具店にあったもので、同田貫写しの豪壮な造り込み、二尺五寸余、重量約1.2キロ、身幅十分、柄長九寸のもの、当時この刀で、力任せに振り回して悦にいっていたものです。

前に使用していた刀に比して重さがあるため、使い始めて最初にまず手首に痛みが出て次に肘に移り最後に肩へと痛みが移っていきました。
半年ほど使用するうちに痛みも無くなり、上段からの斬り降ろしに重さが作用するのが大いに気に入って三年程度使いました。

当時居合の稽古といっても業務繁忙の働き盛り、家庭にあっては育ち盛りの子供二人を抱えなかなか時間を捻り出すのに苦労して、なんとか週一回程度が限度でした。

このころから師匠の勧めもあって全居連の初抜大会、講習会、段別競技会に参加するようになったのですが、勤務その他の業務で参加申し込みをしていても直前になってキャンセルが幾度もあり遅々とした歩みでした

大会等に参加し、人様の差料を拝見する機会が増え私のように重く長寸の刀を使っている方は殆んど見かけず、また英信流の業には不向きではないかと疑問を感ずるようになりました。

居合入門時からの師匠は、たいへんおおらかな方で、あれを使えとかこれを使えとは一切おっしゃらず、我慢して見てくださっていたのかなと今になって思っております。

以降この刀は自衛隊在隊時の居合道部入門者用として使っていたのですが、そのうち行方不明となり、現在も駐屯地のどこかの倉庫で眠っているものと思います。

この頃盛んに行われていた大阪での講習会によく参加し、英信流の正座、立膝、奥、大日本抜刀流「抜刀法」の形をおぼろげながらなんとか抜けるようになり、居合を一生続けようと思いはじめました。

ここで次の刀をと考え始めたのですが、二尺四寸五分と決めたのみで、柄を短く先調子にして斬り降ろし重視でいくか、かつまた手元調子にして片手抜き付けを重視するか、はたまた拵えはと随分逡巡しました。

どうせなら真剣をも一緒にと考え大会等参加の際、出店などを熱心に物色したものです。

偶々業務で東京出張の際、ある武道具店に立ち寄り陳列してあった模擬刀に何かしら強く惹かれるもの「刀身が非常にしっかりしていること」「銀縁頭金具」があり、やや衝動買いに近いものですが結局これも何かの縁と、この店で細部について注文拵えで造ってもらいました。

この居合刀、柄巻きは劣化により一回巻き直しましたが、現在でも使用しており刀身はびくともせず非常にしっかりしたものです。

次は真剣をと五月の全居連京都大会の折り、隣の武徳殿の出店にて現代刀で居合道家に結構人気の肥後赤松一派の刀に惹かれるものがあり、これも即決で購入し現在に至るまで気に入って使っています。

趣味の道具って「縁」ですねー何かの 長く探していても会えないときは会えず、出会いって突然あるものですね。

平成九年春、京都大会で六段受審、末席ながら允可を受け、師匠の推薦により直門生として第一歩を踏み出して間もなく平成十年春、突然発病し入院・手術・経過観察のための通院と闘病生活に入り、やむなく居合から身を引き刀も箪笥の奥深く納めて永く手にすることがありませんでした。

平成十五年夏、病後五年を経過し、再発の恐れはほぼ無しと診断され、何処か近傍で居合が出来るところは無いものかとネットにて検索していたところ、日本戸山流居合道正統会のホームページに辿り着き、平成十六年二月弥伽宜神社に赴き入会させていただき現在に至っております。

平成二十年二月にて満五十九歳、昨年夏には腰を痛め稽古もままならず復調するまで約半年を要し、つくづく健康の有難さを実感致しました。

最近は、あと何年元気に居合が抜けるものか?と殊更考えるようになりました。

若い頃高齢の先生方が、演武会などで膝の故障のため立業のみの演武をなさっていたことまた大病から復帰され平成七年の初抜大会で見事な演武をされた某先生のことなど思い出します。 
いつまでも健康とはなかなかまいりません。
元気で居合が出来る今こそ大事と考えるこの頃です。

「今今と今という間に今ぞ無く 

今という間に今ぞ過ぎ行く」  道歌

まさに今、考えさせられる道歌ですね。
 


雑  感 21-01-01
 

宝塚支部:関  利満
 

 ◎新年明けましておめでとうございます。
 新春の陽光とともに激動の年、思い出多き二〇〇八年は永久に去り希望の風に乗り、
二〇〇九年は訪れぬ。我が感無量にして筆舌に尽くし難きものを覚ゆ。

 今年は丑年、但馬のコッテ牛ごとく力強くヨダレのごとく粘り強く、モウ一歩、モウ一歩と何事にも前進重ねて急がず、焦らず、のんびりゆっくり健康に留意して幸せな一年でありますよう良い年にして いきたいと思っています。
 私は「筆」を数年習っていますが筆も居合に通じている点があると最近思っています。
 筆習字において、心を静め、呼吸を整え、姿勢を正し、字の形・バランス、強弱、トメ・ハネを考え、中心線を正しく見取り、筆を運ぶことが最重要、肝要かと。

 また、何事にも奥が深く居合においてもこれらの事など何か共通することが多いと感じています。
 居合道における礼儀、姿勢、服装、所作の前後、刀の刃筋への角度、正面切り、袈裟切り、逆袈裟切り、突き、横一文字切り、等など中心序破急が大切であると思います。

 日々の精進が何より大切であると思いますので、皆様方のご指導よろしくお願いいたします。

 荀日新、日々新、又日新


 
居合道に学ぶ

宝塚支部:岡田 清高
 

昨年、元勤務していた会社、神戸製鋼所のOB会に参加し、久しぶりにお会いした先輩から「今、何やっていますか?」と聞かれた。
「ハイ、居合いを五年ほど続けております。」「そう言えば君は若い時から武道系が好きだったな〜、真剣を使っているのか?」「いいえ、模擬刀ですが真剣そっくりです。」「それでも集中力がいるな〜、その年齢で継続している事も良いし、君は又袴姿がよく似合いそうだな〜」とお褒めの言葉を頂いた。

そう言えば確かに集中力の向上は居合をやる大きな効果の一つであると感じている。
改めて居合の効果について独断と私見を述べてみたい。

一つ「集中力の向上」
刀を所持し勝つ事が全てであり、勝って生きるか、負けて死ぬか!の二つに一つ、その中間は存在しない。
従って命のやりとりが目的のため残心なり、遠山の目付を養う。

二つ「体力の維持・向上」
練習時、居合腰、足の踏ん張り、手の握りなどマンションだと6Fへの上がり降りぐらいの体力を要します。

三つ「ストレスの発散と活力の増強」
腹の底からエイッ!と気合いを発するとストレスが発散し気力が充実してくる。

四つ「問題の解決の糸口を掴む」
居合いは理合であると言われ道理にかなった技の組み立てが練られている。

五つ「人間形成の向上を図る」
特に若年層 ・・礼節を重んじる  ・・平常心を養う  ・・落ち着きがでる

私の経験から大まかに列挙してみました。
以前、宝塚居合学校を受講して帰るときのこと、宝塚支部の高橋素直教士から「岡田さん道場への交通手段は?」と聞かれ「原付バイクです。」「帰り気をつけて下さい!」と言われ「ハイ、有り難うございます。私は安全五原則を守り、ここで教えて頂いた、残心の心と遠山の目付で安全運転を励行しています。」と答えると高橋教士から、両手いっぱいの丸、を頂き何か中学生に戻ったように嬉しかった。

原付バイクは周りにガードするものが無く大怪我の危険性があります。
まして世の中交通戦争で自分の身は自分で守るしか有りません。

その他、人によって効果は様々と思いますが、是非皆様とディスカッションしてみたいですね。

参考:交通安全五原則 @安全速度を守る。 Aカーブの手前で速度を落とす。 B交差点では必ず歩行者の安全を確かめる。 C一時停止で横断歩行者の安全を守る。 D飲酒運転は絶対にしない。


 

鞘鯉口部の補修方法

宝塚支部:岡田 清高

1.摩耗箇所のチェック

 @納刀時角度約15〜20度斜めにして刀身が抜け出したら補修が必要です。
 A補修箇所 4ヶ所(最大)  ※居合用真剣(居合用)
     イ.刀側が痛んでる場合が多い。
     ロ.刀の表側:刀を差した状態で外側向き。
     ハ.刀の裏側:刀を差した状態で内側。
     ニ.鎬側(峰側)
     ※隙間チェックは新聞紙可(参考:新聞紙圧0.15mm)

2.摩耗部分の手入れ

 手入れ工具:カッター(小)、はさみ(小)、有れば組ヤスリ(平・半丸・角8本組)、割り箸
         紙ヤスリ(ペーパー:荒目・中目150番〜250番)
 ※紙ヤスリを挟み込んで使用、及び接着後の押さえ棒

3.補修材

 @朴(ホウ)材
   ※朴材は鞘に使用し、硬くもなし、柔らかくもない適合材。
   鉋クズ(削材)0.1mm〜0.25mm 良く使用するもの0.15mm
        幅40mm〜50mm 長さ50〜60×2枚
       
幅10mm〜20mm 長さ50〜60×2枚
 A木工ボンド(20分程度で接着可)
 B接着要領(ボンド取り扱い説明書通りにする)
 Cハバキの長さ プラス3〜5mm程度にする。
 D外側反面を接着面とする。
    ※反対にするとタテ割れと接着不良になる。
     ※接着した
鉋屑を唾液で押しつけて接着を待つ。

4.後処理

  出した部分を3〜4mm長めにハサミで切り、カッターにて切り揃える。
  強く当たっている所は、鈩にて摺り合わせをする。2〜3mm手前にて仕上げを完了。
  好みにより長さを決める。
  ※紙ヤスリ仕上げは、研磨材が悪さをするので、侵入防止。
  イ.斜め下向き加工。  ロ.つめものをする。  ハ.良くふき取る。

支 部 便 り  20-01-01

宝塚支部:花城 可優

平成19年11月10日(土)、宝塚市立体育館で宝塚武道連盟研修会が開催されました。
同研修会は年に一回開催されていますが、今年度の幹事は居合道協会が務めることになり、前田先生、高橋先生と花城の3名が参加しました。

研修会では前田先生が「居合道の歴史と生活の中の刀」と題して講義、高橋先生からは「日本刀の手入れと名称」と題して真剣を手に講義を行いました。

参加された剣道、少林寺、日本拳法、柔道、空手、合気、弓道の各協会のご代表の先生方から様々な質問があり、またお互い武道を愛するものの集まりだけに武道全般、青少年の教育問題まで熱く語り合い大変有意義な研修会となりました。

 

私の居合道と彌伽宜神社 19-01-01
 

舞鶴支部/理事:高橋 信之
 

正統会の皆様には、あらたな年を迎えられ誠におめでとう御座います。

私の正統会との巡り合わせと彌伽宜神社にまつわるおめでたいお話しを少し述べさせて頂き新年のご挨拶と致します。

私は正統会発足直後から舞鶴支部に関わりを持っていますが、当時のことを振り返りますと田中会長様と当時舞鶴支部を活発に取り仕切られていた方との、たった一言の言葉「高橋さん、正統会居合道と彌伽宜神社をインターネットで幅広く皆さんに紹介してもらえないだろうか?」の言葉から正統会との関わりのはじめでした。
当初はまぁホームページを作ればいいんやろ≠フ軽い気持ちからの出発でした。

此の軽い気持ちも数年続きましたが、田中会長様と話しているなかで、舞鶴支部長としても「我々もやはり居合道をやらないと駄目でしょうね」と会長様と私との会話の中から現在に至り稽古を奮戦中です。

私自身は以前は卓球を協会に属し長くやっていましたが、アマチュアスポーツはたいがい土日に試合等行事が行われることが多く、毎週のようにあちらこちらの試合に役員として参加していてこんな事していたら、自分がやりたい家のことなんか出来へんわ≠ニ思い始めたところでしたが、卓球はやりたいが、役は辞めたい、こんな虫の良い話など皆さんに出来る訳がありません。

「そこで仕方なくスッパリ卓球全てを辞めてしまえば役からも解放される」こんな浅はかな気持ちでスッパリ辞めていたところに、田中会長様からの居合道正統会へのお誘いでした。

しかしながら、卓球と違い勝ち負けのない居合道(正式にはあるのでしょうが)は丁度私にとって良かったように思います。
今では大槻七段教士先生のご指導のもと田中会長様と共に稽古に励んでいます。

さて、彌伽宜神社にまつわるお伽話のようなお話しを一文紹介したいと思います。

彌伽宜神社の赤い鳥居をくぐる手前右側に有る小さな祠<ほこら>の事ですが、その祠の名前は「枯れ木堂<枯木の宮>」と言い今でも毎年8月31日に祭礼がありますが、今では何故か「仏式」で執り行われています。

歴史資料書の「丹後風土記」によりますと実に面白い枯木浦文面(舞鶴湾誕生)に会うことが出来ます。

その昔、国造りで島々を集めるかけ声が呼び名になったそうです。
舞鶴湾の戸島から東側、東港の古名を枯木浦(かれきがうら)と言います。

【神様がおいでおいで=z

「昔、少彦名(すくなひこな)と大巳貴(おおなむち)(大国主尊)(おおくにぬしのみこと)の二人の神がこの地で
国を造ろうとしたとき、海に清らかな島が欲しいと思った。

島を集めるため、笠松山に登り大きな声でカレキカレキ(おいでおいで)≠ニ呼んだ。
すると、四島が集まってきた。

これが枯木浦の名の由来であると伝えています。

二人の神が登った笠松山とは、舞鶴湾の東側にある愛宕山で、呼びかけに集まった四島は、渕島(現在の浮島)、烏島、蛇島、戸島(現在:府青少年の島)であると言われています。

一番大きい戸島は、枯木浦を外敵から守るために入り口にとどまり、戸の役目を買ってでた。
そこで、その名が付いたとも伝えられています。

【歴史を形づくる島々】

この四島は、古くから枯木浦の歴史を形作っています。
戸島では古代の祭祀土器が発見され渕島には鎌倉時代の元寇に敵国降伏の祈願がされたという嶋満神社をまつり、烏島には中世水軍の一人・水島碇之丞(いかりのじょう)が城を築き、今も弁天がまつられ、蛇島には戦国時代の武将・逸見(へんみ)駿河守が城を築き、著名な連歌師・里村紹巴(じょうは)が訪れたといいます。

【大自然への祈りにはじまる】

枯木浦の歴史と祈りは、古代海人の大自然に対する祈りにはじまり、中世の水軍たちに受け継がれ、育まれたものであると考えられています。

【あとがき】

こうした歴史文書も伝えられている枯れ木堂が何故現在地に現存するのかは定かではありませんが、それだけ彌伽宜神社は歴史的な神社であることには間違いのない史実です。
もう一つ、古代は少なくとも彌伽宜神社近くまでは海であったという事も考えられます。
何故なら彌伽宜神社よりまだ山の方側には「船越」と言う地名もあるぐらいです。
 
 演歌 演歌 

刀及び拵え部位の名称

 

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 彌伽宜神霊剣=形名称及び詳細(動作)はこちら
   
   一本目=彌伽宜大神  二本目=四大五条  三本目=金生麗水  四本目=守真志満  五本目=祭祀蒸誉  


★★★★居合披露★★★★

一刀のもとに真竹を試斬(四方祓い)する高橋教士八段
 平成16年10月17日彌伽宜神社/三安神社祭礼・新嘗祭

新嘗祭に奉納披露する正統会の皆さん
平成16年10月17日彌伽宜神社/三安神社祭礼・新嘗祭

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